2022年3月9日14時20分
雨上がりによく見られる虹、そして、逆さ虹と言われる環天頂アークやそれとよく似た環水平アーク。
実はそれぞれ違う仕組みだって知っていましたか?
今回はその違いについてお話していきます。
普通の虹は雨上がりによく見られますが、環天頂アークや環水平アークは薄い雲が広がっている時に見える可能性のある現象で、虹は大気中に含まれている水滴で屈折しており、(環天頂・環水平)アークは薄い雲が広がっている時に大気中の氷で屈折していて、太陽光の入射角によって環天頂アークと環水平アークに分かれています。
環水平アークは氷結晶の側面から太陽光が入射し底面を通過して大きく折れ曲がっているのに対して、環天頂アークは上底から入射し側面を通過して大きく折れ曲がっているという違いがあります。
また、アークに似ている現象として暈とかハロと呼ばれるものだったり、幻日と呼ばれるものがあります。
冬場に見られるサンピラー・満月の夜に見られるムーンピラー等も似たような現象で起きています。