黄道十二星座のお話

By 2022年2月28日NEWS

2022年2月28日12時35分

前回の投稿で黄道十二星座がある事とその星座はギリシャ神話に由来があることをお伝えしましたが、十二星座がそれぞれどのようなエピソードがあるのかを今回はお伝えしていこうと思います。

牡羊座

ギリシャ神話では、牡羊座は空を飛ぶ黄金の毛の羊を意味しています。

継母に憎まれていた王子様と王女様をその羊が背に乗せ別の国へ逃亡する手助けをしたといわれており、王女様は目がくらみ海に落ちてしまいましたが、王子さまは逃亡した先の国の王様に親切にされ、その娘と結婚しました。

その後、二人を乗せた羊の皮衣は大切に保管されていましたが勇士が船に乗って取り戻しに来ました。

牡牛座

大神ゼウスがエウロペに恋をして、誰にもわからないように変身し連れ去った時の姿といわれております。

エウロペを連れ去った後三人の子を設けました。

双子座

大神ゼウスの血を受けた半神で不死身の弟のポルックスと、人間である兄
のカストルの二人はいつもお互いを助け合う仲良し兄弟でした。

しかしある時、兄カストルが命を落としてしまい、弟ポルックスが自身の不死を解いて一緒に死なせてほしいと願い、神様が二人を星座にしたといわれております。

蟹座

友達のヒドラ(うみへび座の由来)をヘラクレスに殺された蟹が復讐しに立ち向かいましたが返り討ちにされ踏みつぶされてしまいました。

その様子を見ていた、夫ゼウスと愛人の間に生まれたヘラクレスを憎んでいた、ゼウスの妻である女神ヘラによって星座に加えられました。

獅子座

獅子座もヘラクレスと戦ったことのあるライオンが由来となっています。

このライオンは村を荒らして人々を困らせていたため、退治しに来たヘラクレスが素手で三日三晩押さえつけて仕留められました。

またしてもその様子を見ていたヘラによって星座に加えられることになりました。

乙女座

ゼウスの(ヘラとは別の)妻デルメルという説とその娘ペルセポネという説があります。

草原に出かけたペルセポネを冥界の王ハデスが地底に攫っていってしまいました。

それを知ったデルメルは洞穴に引きこもってしまい、地上は食糧不足に陥ります。

ゼウスは使者を送り、ペルセポネが帰ってきましたが実はハデスはゼウスにペルセポネとの結婚許可を取っていました。デルメルだけがそのことを知らずにいたということですね。

天秤座

正義の女神アストレアの持つ、死者の魂を量り、悪に傾いたものを冥界におくる役目を果たしていた天秤が由来となっています。

蠍座

女神ヘラに送り込まれた巨大毒さそりがオリオンを強襲。さすがのオリオンも毒針には勝てません。足を刺されたオリオンは命を落としてしまいます。

オリオンを倒した功績で、このさそりは星座に。

射手座

ケンタウロス族は非常に野蛮な種族でしたが、ケイロンだけは違いました。学問もできて医学の心得もあり、多くの人を助けながら暮らしていたのだそうです。そんなある日、ヘラクレスが放った毒矢が間違ってケイロンに命中。ケイロンは痛みに苦しみながら亡くなり、やがて天に上げられ星座になったと伝わっています。

山羊座

ある日、神々が川沿いで宴会をしていました。そこへ突然、世界最強の怪物といわれるデュポンが現れます。神々は驚いて、各々何かしら動物に姿を変えて散り散りに逃げていったそうです。

パーンは魚に変身して川に飛び込んで逃げようとしましたが、慌てすぎていて失敗。上半身はヤギ、下半身は魚という、おかしな姿に。この姿が結構ウケて、やがて星座になったといわれています。

水瓶座

ギリシャ神話では、羊飼いの美少年ガニュメデスが持っていた水瓶であるとされています。

ここにもまたゼウスが登場。美しい少年を自分のそばに置きたいと、今度はオオワシに化けてガニュメデスを誘拐します。全知全能の神、節操なしです。

ゼウスはガニュメデスを大切に扱いましたが、地上に残された両親の悲しみは想像をはるかに超えるものでした。心を痛めたゼウスは、神々の食卓に酒を注ぐガニュメデスの姿を星座にして天に。両親がいつでもガニュメデスを思うことができるようにしたと伝わっています。

魚座

アフロディーテとその子供エロスが川沿いを散歩しているところに、突然あの最強怪物デュポンが出現。驚いたアフロディーテとエロスは川に飛び込み、ニンフたちに助けを求めます。ニンフたちは二人を魚の形に変えて避難させたのだそうです。

そのときの二人の姿が星座になったと伝わっています。

 

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